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院長ブログ 2018年1月

膝が痛い時に湿布(シップ)は有効なのか?

こんにちは。


今回は、
膝が痛い時の湿布(シップ)についてです。


膝に限らず、
どこか関節や筋肉に痛みを感じた時に、
シップはただ貼ればいいだけなので、
とても簡単ですよね。


では、
膝の痛みに対してシップで対処するというのは、
果たしていかがなものなのでしょうか?


まず、
温湿布がいいのか?
冷湿布がいいのか?
ということもよく聞かれます。


結論は、
「貼って気持ち良い方にしてください。」
です。


そもそもどちらのシップも、
温かく感じる成分、
あるいは冷たく感じる成分が
入っているだけで、
実際に温めたり冷やしたりというのとは
作用が違います。


温めるなら温かいもので、
冷やすなら氷などで冷やすのが正解です。


シップはあくまでも
“消炎鎮痛効果”として使用します。


例えば、
膝をひねったとか、
何か動作をしようとした時に痛めたとか、
そのような場合はシップを貼ってみても
いいとは思います。


ただ、
健康な関節、健康な筋肉の人が、
何の原因もないのに痛めるということは
ほとんどありません。


突然痛めてしまったように思えても、

実は疲労が溜まっていたり、

長い年月をかけて膝のバランスが崩れていたり、

筋力が低下していたり、

あるいは膝以外の筋力が低下していることが原因で
結果的に膝に負担がかかって痛みが出ていたり、

“実は突然なようで慢性的なダメージが発症しただけ”
なんていうことも多々あります。


そのような場合は、
意外と治療も長引いてしまうこともあります。


何より、
純粋に炎症だけが起きているなんていうことは
基本的にはありません。


つまり、
シップだけで事足りることはほとんどないということです。


逆に、
シップを貼って悪化する症状があるとも思えないので、
とりあえず使用してみたらいいと思います。


もしシップを貼ってみて、
2~3日経っても
痛みの度合いが変わらないようでしたら、
ぜひお気軽にご相談くださいね。

膝が痛くて階段や段差が嫌になっていませんか?-膝痛解消のための3つの方法-

こんにちは。


膝が痛い
という人はとても多いと思います。


その中でも、
「階段を上る時に膝が痛い
あるいは、
「階段を下る時に膝が痛い
という方は、
とても多いのではないでしょうか?


駅やビルなどでは、
エレベーターやエスカレーターが
あるところがほとんどです。


しかし、
二階建て以上の戸建てに住まわれていて、
「二階に上がれなくなってしまった」
とか、
あるいは外出に関して、
「お墓参りに行くのが辛くなった」
とか、
「旅行で階段や山道に行けなくなった」
などといったお悩みは、
多くの方が抱えているのではないでしょうか?


当院の患者様の中にも、
そのような動機でご来院された方が
大勢いらっしゃいます。


整形外科に行って、
痛み止の飲み薬や注射を打ったり、
整骨院(接骨院)に行って、
気休め程度の
マッサージや電気治療を受けたり、
などといったことではなく、
できることなら、
痛みを気にせずに
日常生活が送れるようになりたいと
思いませんか?


当然ながら、
膝が痛む原因も無数にあります。


ですが、
例え加齢で仕方がないと言われても、
変形性膝関節症と言われても、
体重が増えすぎだと言われても、
軟骨がすり減っていると言われても、、、


そんなことは関係なく、
あなたの辛い膝の痛みを
解消できる方法はたくさんあるのです。


少し前置きが長くなってしまいましたが、
今回は、
膝の痛みを改善させるための、
3つの方法をご紹介したいと思います。


あくまでも、
誰でも簡単にできる方法ということで
ご理解くださいね。



1.お尻の筋肉を鍛える



「階段を上る動作は膝に負担がかかる」
というのは、
確かにそうだと思います。


ですが、
階段を上るという動作は、
膝の筋肉(ももの筋肉)だけを使っている
わけではありません。


最も重要なのは、
「お尻の筋肉」が
ちゃんと使えているのかどうか?
ということです。


お尻の筋肉がちゃんと使えるようになると、
膝の筋肉にかかる負担が減るため、
結果的に膝痛の解消に繋がります。

※このブログの最後に、
わかりやすい動画のリンクを貼っておきます。


お尻の筋肉を活性化させる方法も、
その人それぞれに合わせて
様々な方法がありますが、
ここではいちばん簡単な方法だけご紹介しておきます。


①うつ伏せに寝ます

②腰が反り過ぎないように注意しながら、
 脚を地面からできる限り浮かせます。

③“お尻の筋肉”を意識して、
 上げて下ろしてを左右10回ずつ程度繰り返します。


膝が痛くて困っている方は、
ぜひお出かけ前や、
ご自宅の階段を上る前に、
ぜひ試してみてくださいね。

※もちろん他にもたくさんのトレーニング法があり、
 症状に合わせたやり方があります。



2.思いっきりバンザイをする



日常生活で、
頭よりも高い位置まで両腕を上げることって
ほとんどありませんよね?


高い位置の物干しに洗濯物を干したり、
年末年始で高いところの掃除をしたり…。


あとは、
意識的に体操やトレーニングをしていない限りは、
やはり頭よりも高い位置に腕が行くことは
ないですよね?


そこで問題となるのは、
“猫背”です。


両腕を高いところに上げようとすると、
下を向いていたり、
背中を丸めきったりしたままだと
腕を上げることができません。


腕を上げる習慣がないことで、
猫背は悪化して行きますし、
猫背が悪化していくことで、
腕が上がらなくなって行きます。


そして、
“猫背”の状態が長く続いていると、
立っている時に
重心が低い状態になってしまうので、
下半身への負担が大きくなっていきます。


結果的に、
膝の痛みも増してしまうのです。


逆に、
両腕を上げようとする時には、
必然的に背骨が伸びる(反る)方向に動くので、
そのような動作を意識的に行うことで、
猫背が改善される方向に体が動いて、
重心が高くなり、
下半身への負担が減ります。


結果的に、
膝の痛みを軽減or解消させることができます。


しかも、
的確にできれば即効性もあります。


やり方としては、
単に“バンザイ”と言うと人によって
やり方(イメージ)が違うと思いますが、
体の横から手を上げていくのではなく、
“前へならえ“を通過して、
前方から上げていくようなイメージです。


自然に上がるところまで上げきったら、
さらに背中を少し反らせるようなイメージで、
グーっと背中の筋肉に刺激を入れます。


文章だけでの説明だと、
ちょっと難しいかもしれないですね。


とにかく、
良い姿勢を意識して、
頭の位置を高くするように意識してみてくださいね。


それこそ、
手を高い位置に上げて、
グーっと“伸び”をするだけでも、
膝の痛みに変化が出ることもあるんですよ。



3.目線を上げる



先程の“2”でも解説しましたが、
猫背あったり、
下を向いていたりすると、
結果的に膝への負担が大きく増してしまいます。


特に、
膝が痛いと足元が不安になってしまって、
階段を上がる時(あるいは下る時)にも、
下を見ながら進んでしまう人が多いと思います。


ですが、
そこで目線を下げないように意識することで、
結果的に膝への負担を減らすことができるのです。


ですから、
もちろん安全第一ではありますが、
膝が痛い時には、
できる限り膝を気にし過ぎて目線が下がらないように
気を付けて歩いてみてくださいね。




いかがでしょうか?


薬とか、注射とか、手術とか、電気とか、
それらはあくまでも痛みをごまかしたり、
患部だけを見た対症療法でしかありません。


あなたの膝の痛みはもちろん、
関節や筋肉で起こるほとんどの痛みは、
バランスや使い方で
改善させることができます。


ちゃんと症状を改善させて、
予防して、
手術なんてしないで
一生自分の足で歩きたい!!

という方は、
ぜひご相談くださいね。



※院長久保田は、
おかげさまで北海道、大阪、九州まで、
全国の整骨院(接骨院)の先生に
技術講習をしている大人気講師です。
同業者向けのものにはなりますが、
YouTube動画を公開しておりますので、
ご興味のある方はぜひご覧ください。
https://youtu.be/2k-3bgLHkL0


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